50歳を過ぎて、真っ先に感じたのは肉体的な変化ですが、
更年期というのでしょうが、
ここ数か月で体験しているのは心も更年期を迎えているのだなということです。
若いときにいろんなことに興味をもち
社会人として仕事を通じて、培い蓄えた経験は
自分の人生観を形成してきたわけですが
50代になって数年経過した今年、
あらためて今パスしようとしているマイルストーンは
これまでの道標とは違うものになっていると気が付き始めました。
背伸びしていろんな大人の真似事をした10代後半から20代前半。
仕事に充実感を感じ始めた30代。
仕事だけが人生じゃないと気づき始めた40代。
そして40代の終わりに人生の転換を余儀なくされる。
それから、不安や焦りのなかで数年もがいたあと
もう若いときに作り上げた価値観は
今の自分にフィットしていないと感じ始めるのです。
そうか、ブッダの教えにある「無常」というのはこういうことなんだなと
理解できるようになりました。
「無常」とは、この世は絶えず移り変わっているという人生観です。
everyday is a new day
「毎日が新しい一日なんだ」という
ヘミングウェイの言葉で、僕が好きな言葉のひとつです。
この言葉も最近になって好きになったのですが
どうやら、この感覚はシンクロしているみたいです。
これからの人生の後半戦は
毎日を新鮮な気持ちで過ごして、
昨日とは違う何か新しいことに取り組んでいけたらいいなと思います。