「夢の大きさ」ということに気がついたのは、ごく最近のことだった。

したいことややりたいことはあるほうだし、好きなものや欲しいものは子どものころからはっきりしていた。
「何かをこうしたい」というふわっとしたものはだいたい頭の中にある。

今年のお正月に、ある神社で、夢叶え守というお守りが売ってあるのが目に入り、これ欲しいっと思って買った。
さて、これで夢が叶うのかなとワクワクしていると
「あれ、今の夢ってなんだろう」
となんとも根本的なことにぶつかった。

生活の面で、もっと収入が欲しいとか、店のお客が増えて欲しいとかは思うんだけど、
それって、夢じゃない。
夢ってどんなものが夢なんだろう。

「夢の思い描き方」というのも、いろいろある。

まず、思い描く「夢の大きさ」がいろいろあっても良くて、

小さい夢でも、夢は夢。
大きな夢を持つ人もいれば、小さい夢をたくさん持つ人もいる。どっちも有りだし、それぞれだ。

夢叶え守を手にしたら、自分の夢というものがよくわからなかったけど、
そういえば、私は小さい夢ならたくさん持っていると思った。
希望とか目標という言い方でしかないと思ったそれらは、いいかえれば小さい夢。
昔から、そんな小さな夢を立てるのはできていた。

ただ、大きい夢は持ったことがない。
子どもの時も若い時にもそんな風に考えたことがなかった。

現実的といえばそれまでなのかもしれない。
そのとき目の前に来たものの中から、これならいいかもと言えるものをつかみながら人生ここまで来たように思う。
今、「夢」と言われて思うのは、「大きい夢」
だから、夢を叶えたことはないのかも。

そう考えてみると、
夢がある人って、どれくらいいるだろう。
案外、夢を語れる人って意外と多くないのかもと思い始めた。

あらためて、じゃあ、自分の夢を考えてみようと思って始めてみた。
すると、ひとつのことが湧いてきた。

ちょっと変だが、今思う私の夢は、

「夢を持つこと」と「その夢を実現すること」

なのかなと。

というわけで、夢の実現方法を調べることにする。