『人を支配したがる人』たちがいます。
政治家を目指す人たちがその顕著な人種ですが
この国のことを考えようとか
国家の存亡であるとか
福祉や社会制度に意見しながらも、
一番求めているのは、
自分自身の社会における優越性であることが多いのです。
なかには純粋に他人のために献身性をもっている人もいますが、ほんの一握りです。
会社などの組織の中にも
人を支配したがる人は多いと思います。
自分自身の優越性を誇示せんがために
他人や部下と調和することを考えることはしません。
こういう、人を支配したがる人というのは
男女の性差がありません。
『人の上に立ちたい』というのは人間の低次の欲求のひとつで
上昇志向とよく言われます
それは人と自分とを比較して、
かならず自分を優位に置きたいのです。
自分自身は、優位になってもあるいは優位になったつもりでも
残念ながら、支配したつもりの周囲からは
たいていの場合、嫌われます。
自分だけ優位に立とうとするわけだから
当然孤立するのです。
優位に立ちたい人は
自分の優秀さを誇示するわけですが
その手段の別の方法として
相対的に自分を上げるために
他を下げるという方法をとることもあります。
この地上の社会に生きていると
多くの人のそういう欲望であふれている中に身をおくことになります。
なので、上下関係が存在することが当たり前のように思ってしまいます。
上下関係が当たり前だと思う人たちは2つに分かれます。
上に立ちたい人と下にいるしかないと考える人。
下にいる人は、下にいるしかないとあきらめ、
次第に下にいる論理をつくるようになります。
下に置かれた人は、
上にいる人に対して、下にいるふりをします。
ニコニコと笑いながら、
上の人のいうことを聞いているふりをします。
上にいる人は上にいるために
たくさんの嘘をつき、人をだまそうとしますが、
下の人も嘘をついて下にいるのです。
上の人はだましたつもりが
実はだまされていることに気づかないのです。
でも下の人は自分自身にも嘘をついているのです。
この地上の社会は欺瞞に満ちています。
しかし、そんな人間臭い欺瞞に満ちたこの世界を離れて、
本来あるべき世界へいつか導かれる時が来るのです。
愛と光と真実と調和にあふれた世界
そこへ行くためには
この世界の欺瞞に気づき、
そこから決別する強い意思をもたなければなりません。
ここに記した世界の欺瞞とそこからの脱出の必要性のことは
タロットの中に描かれています。
本当は、人は自由なのです。
タロットは、人は本来自由であることを表しています。
タロットは、人としての成長を得るための多くの智慧を与えてくれます。
カモワンタロットを学ぶことでこうした成長のための智慧を得ることができます。