いろんなところで
いろんな人によって
『故郷』、『ふるさと』について語られるけれど
僕はあまり『故郷』というものに意識がない
生まれたのは宮崎だけれど
過ごした期間はほんのわずかで
幼なじみとか小さい時からの友人は宮崎にはいない
だから『故郷』というものの感じ方がわからない
自分の『ルーツ』というものにもあまり関心がない
これまでいろんな土地で暮らした
暮らしている間に次に住む場所のことを考えていた
平戸に来てからも
しばらくたったころから
どうしてここにいるのだろうという気持ちが
心から離れなかった
ここに来た理由はわかっているのだけれど
ここにいる意味を探していた
そして
どうしてここにいるのかは気にしないようにして
今ここにいることを受け入れようとした
今は
一日一日をただ楽しもうと日々過ごしている
僕にとって、土地は意味を持っていないのかもしれない
その時の生き方なのかもしれない
その時の自分がどんな自分か
故郷を懐かしむ意味での『ノスタルジー』は持ってないけど
昔の時代を懐かしむという意味での『ノスタルジー』は感じる
子どものときの自分や自分らしさを感じる自分が好きだ
なんだかわかってきたような気がする
僕の帰る場所は僕自身なのかもしれない